たこのあるき

気になった場所、飯、日々を歩く記録です。

角川武蔵野ミュージアムで永野護デザイン展

角川の拠点が所沢にできる、と聞いたときは驚いたものです。角川武蔵野ミュージアムの噂はかねがね耳にしつつも、これまで行く機会がありませんでした。

 

今回永野護デザイン展があると知り、いい機会だとチケットを取りました。

 

f:id:takonoaruki:20240218171330j:image

最寄りはJR武蔵野線東所沢駅。初めて降ります。

f:id:takonoaruki:20240219222109j:image f:id:takonoaruki:20240219221720j:image

駅構内にはすしおさんの長〜い壁画が。カラフルで楽しい!

 

f:id:takonoaruki:20240218171423j:image f:id:takonoaruki:20240218171443j:image

駅を出てすぐ目の前の景色。川かな?と思いましたが、線路ですね。

 

f:id:takonoaruki:20240218171723j:image

駅前の地図にも角川武蔵野ミュージアムへの道のりが書かれています。まっすぐ歩いて左折、わかりやすい。

 

f:id:takonoaruki:20240218171921j:image f:id:takonoaruki:20240218171937j:image f:id:takonoaruki:20240218171959j:image

太い道ですが静かです。普段縁のないのんびりした町に何かの用事で降り立つ、というのが好きなので、嬉しくなります。おらが村にはないバーミヤンしまむらがあり、いいな…。

 

f:id:takonoaruki:20240218172325j:image

東所沢公園を通り抜けます。右に映る木の箱は屋外カフェだったようで、武蔵野樹林パークという看板と、何か展示をしていたらしき跡がありました。(先月までチームラボの企画をやっていたようです。)

ミュージアム外観が見えてきます。

 

f:id:takonoaruki:20240218172922j:image

なるほどこれが。岩のような箱のような… 表面に貼られた岩の板が複雑な色とテクスチャを持っているおかげで、無機質な冷たさはありません。ところどころ陽の光が反射して、キラキラしています。花崗岩の板とのこと。

 

f:id:takonoaruki:20240218173818j:image

横を見ると、のどか。いいですね。

 

f:id:takonoaruki:20240218173923j:image f:id:takonoaruki:20240218173944j:image

顔。

 

f:id:takonoaruki:20240218174004j:image

夏季は水盤で遊べるようです。

 

f:id:takonoaruki:20240218174115j:image

大魔神たちもいます。

 

f:id:takonoaruki:20240218174554j:image

ところどころあるスリットは排気口なのか、明り取りなのか…

 

f:id:takonoaruki:20240218174716j:image

空に立ち上がるフォルム。広場もすっきりしています。

 

まずは腹拵えということで、ミュージアムの側に建つ複合施設に行ってみます。

 

f:id:takonoaruki:20240218175302j:image f:id:takonoaruki:20240218175305j:image

書店・飲食・ホール・オフィス・キャンパスなど内包しているようです。

 

外階段を上って…

f:id:takonoaruki:20240218175644j:image f:id:takonoaruki:20240218175550j:image

3階へ。

 

f:id:takonoaruki:20240218175933j:image

振り返るとこんな景色。裏手に大きなスーパーもあるんですね。

 

少し並んで、角川食堂へ。

f:id:takonoaruki:20240218180133j:image

入口にも永野作品のディスプレイが。

 

f:id:takonoaruki:20240218180329j:image f:id:takonoaruki:20240218180456j:image

永野アトリエ賄い飯。メッセージ入りメニュー表というカードが貰えました。先生の手書き文字、和むんですよね〜。

オムライスの中のチキンライス(ケチャップ系ではない)もミネストローネも、とても美味しかったです。

 

f:id:takonoaruki:20240218180719j:image f:id:takonoaruki:20240218180735j:image

明るい店内。あちこちに角川作品ゆかりのものが置かれていました。

 

食後、階下のダ・ヴィンチストアに寄りました。角川作品を重点にグッズなども充実している書店です。

 

f:id:takonoaruki:20240218192155j:image

永野先生の選書コーナーがありました。チャンダナかわいい。意外だったのがハイキュー‼︎があったこと。置かれていたチラシを読んであとでわかりましたが、コロナ禍にアニメを見て原作も読まれたそうです。なんだか意外!でも本当に名作ですよね。

 

さて、改めてミュージアムに向かいます。

 

f:id:takonoaruki:20240218192502j:image

入館して目を引くのが、大きく張り出された創立者のお言葉。色々凄かった方だと聞きますが… 確かに戦争は私も嫌です。

 

f:id:takonoaruki:20240218193235j:image

なかなかリアルな一つ目小僧。

 

目的の永野護デザイン展に入場。今回のチケットでは、3階にあるEJアニメミュージアムのみ入れます。他階を見るためには別チケットが必要だそう。なるほど。

 

f:id:takonoaruki:20240218195614j:image

ガンダムエルガイム等のデザイン画も多数。ファイブスター物語など永野先生自らのコンテンツに関してはほぼ写真撮影可能。展示総数が多く、見応えがありました。

 

f:id:takonoaruki:20240218200756j:image f:id:takonoaruki:20240218200836j:image f:id:takonoaruki:20240218200851j:image

キットの展示もありました。実物を見る機会があまりないので楽しかったです。

 

数々の設定画がうすい紙に描かれていたり、大きなセル画があったり、こうなっていたのかー!と発見がたくさん。皆さん熱心にじっくり眺めていました。

 

f:id:takonoaruki:20240218200736j:image f:id:takonoaruki:20240218201018j:image f:id:takonoaruki:20240218201031j:image

今回どうしても行きたかったのは、単行本表紙の原画が見られると知ったからです。かなり大きなサイズで描かれていることは知っていましたが、やはり実際に間近で見ると、印刷サイズではわからなかった微細なディティールがよくわかり、良かったです。

 

子供のころ、書店でこの表紙を何度も眺めていました。お小遣いで買うには高かったんですよね。ある日親に1巻を買ってもらえることになり、そこからこつこつと読み続けています。この1-3巻の表紙は特に好きで、30年以上経った今も見飽きることがありません。絵からストーリーを想像させる素敵な作品だと思います。原画を見られる日が来るとは…ほんとうにいい機会でした。ありがたいです。

 

ちなみに、今回息子と行けたのも幸いでした。原作を何度も繰り返し読んで気に入っており、メカデザインにも興味が強いので、二人でじっくり見ることができいい機会でした。

 

夕方、会場をあとにします。

f:id:takonoaruki:20240218204221j:image f:id:takonoaruki:20240218204319j:image

 

近くにBellTecoさんというパン屋さんがあり、寄ってみました。生地にくるみの練り込まれたあんぱん、美味しかったです!

 

f:id:takonoaruki:20240218204131j:image f:id:takonoaruki:20240218204147j:image f:id:takonoaruki:20240218205042j:image

駅からミュージアムまでの道のりには角川マンホールが多数ありました。道中の楽しみになりますね。

 

埼玉ももっと色々行ってみたいものです。

武蔵野線のホームではブルーサンダーが長~く貨物を引く姿も見られて、よかったです。